トマト薬局薬剤師のひとりごと ㉓気管支喘息

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トマト薬局の薬剤師がやっている事や感じている事をコラムにてゆるく連載していきます。

よろしくお願いします。

最近小児科で働いているとRSウイルスやヒトメタニューモウイルスなど咳の風邪が多いですね。小さなお子様の場合肺炎になったりする事もあるので注意が必要です。大人の場合も気管支喘息でない方が咳が続いて咳喘息になっている方もいますので、長期の咳が続く方はたかだか風邪と我慢せずに専門の先生を受診される事をお勧めします。

喘息の治療に関して特に大人では吸入薬が治療の基本になります。現在では色々な吸入薬の合剤が出ています。喘息予防のために決められた回数の吸入をきちんとする事で喘息発作の予防になります。

吸入薬には予防のための吸入と発作時に吸入する事ですぐに呼吸が楽になる吸入薬もあります。またブデソニドホルモテロール(シムビコート)は予防も発作時の吸入もひとつの吸入薬で対応出来ます。

ステロイド含有の吸入薬は吸入後のうがいをしないと喉にカビなどが出る可能性もありますので注意して下さい。

テオフィリン製剤は喘息予防で飲まれている方も多いですが、動悸や頭痛や気持ち悪さを訴える方も稀にいます。カフェインと成分が似ているためにコーヒーの飲みすぎ時などは副作用が出やすいので注意して下さい。

吸入薬の使い方がうまくいかずに効果が十分出ていない方もいます。ちゃんと吸入出来てるのか心配な方は薬剤師に是非相談下さい。吸えていれば笛がなるなどきちんと吸えているか調べる事が出来る吸入薬もあります。

トマト薬局の掲げている【薬と健康を通したあたたかいつながりを】にこのコラムが少しでもお役にたてれば幸いです。