2024/01/30
トマト薬局の薬剤師がやっている事や感じている事をコラムにてゆるく連載していきます。
よろしくお願いします。
管理栄養士の先生から薬局職員が栄養指導などの生活指導について勉強する会の第3回目を開催しました。今回は高脂血症に関して実際の患者さんへの生活指導のコツなど教えていただいたので共有させていただきます。
【高脂血症って?】
高脂血症というとコレステロールが高い印象ですが、
〇悪玉コレステロールが高い高LDL血症
〇中性脂肪が高い高TG血症
〇善玉コレステロールが低い低HDL血症があります。
高LDL血症に関してはかなり効きが良い薬が開発されて、薬で下がる場合が多いです。高TG血症に関しては薬がある程度有効ですが、食事による上下も大きく正常値まで下がりにくい人も多いです。低HDL血症に関しても青魚の油の薬などありますが、なかなか薬で上がらない事も多い印象をあります。HDL高い方は遺伝的に高い印象もあります。生活改善で高脂血症を改善出来ないか勉強させていただきました。
【体重減少】
高血圧も糖尿病もそうですが、高脂血症も基本は体重減少が大切との事です。分かるけどそれが難しいのよという声が聞こえてきそうな気がします。
【食事】
食事内容が外食やファストフードが多い方なら野菜や海藻・大豆などが多い食事への変更が有効です。また骨粗鬆症予防で乳製品多く摂られてる方なら乳製品を減らして納豆を取り入れるなどすれば数値改善する場合もあるそうです。また中年男性で多い高TG血症は飲酒量が多い事が原因の場合が多いので、休肝日作るなどしても良いそうです。また女性では果物や甘い物の食べ過ぎが原因の場合も多いので食事内容の確認されると良いです。栄養ドリンクやスポーツドリンクが原因になってる場合もあります。
【運動】
低HDL血症は運動が有効です。ウォーキングなどの運動を取り入れてみられて数値上がらないか試されても良いと思います。
今後他の疾患においても生活指導のコツの勉強を続けていく予定です。また勉強したらこのコラムでも共有していきますね。
トマト薬局の掲げている【薬と健康を通したあたたかいつながりを】にこのコラムが少しでもお役にたてれば幸いです。