トマト薬局薬剤師のひとりごと ㉜フレイル予防

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トマト薬局の薬剤師がやっている事や感じている事をコラムにてゆるく連載していきます。

よろしくお願いします。

管理栄養士の先生から薬局職員が栄養指導などの生活指導について勉強する会の第4回目を開催しました。今回はフレイル予防に関して実際の患者さんへの生活指導のコツなど教えていただいたので共有させていただきます。

【フレイルって?】

加齢や病気などにより身体機能や精神機能が低下した状態であり、健康な状態と介護が必要な状態の中間の状態だそうです。

実際に食欲低下・体重減少・筋肉の減少などで日常生活が困難になる方は多くいらっしゃいます。重度のフレイル状態になる前に日常生活を改善して健康な状態に戻す事が重要です。

【食事回数】

高齢になると食欲減少する事もありますが、一日3食摂る事が大切です。一日二食の方は加えて多めの間食としてさつまいもと牛乳とか総菜パンと牛乳とかでも良いそうです。

【食事に高タンパク食品を加える】

食事に一品はタンパク質を多く含む食品を食べる事で筋力の維持が出来ます。具体例で朝食の菓子パン→総菜パンと牛乳に変更。昼食のうどん→卵と乾燥ワカメのトッピング。夕食のごはんとみそ汁→サバ缶を加えてみそ汁に乾燥野菜を加える。等の具体例を教えていただきました。これなら独居の高齢男性も出来そうです。

【運動】

運動する事でおなかも減ります。ウォーキング・インターバル速歩などの有酸素運動が適当です。地域の体操教室などの利用も良いそうです。

長く健康でいるためにはある程度個人の努力が必要ですね。今後他の疾患においても生活指導のコツの勉強を続けていく予定です。また勉強したらこのコラムでも共有していきますね。フレイル予防のチェックシートもいただいたので添付しておきます。

トマト薬局の掲げている【薬と健康を通したあたたかいつながりを】にこのコラムが少しでもお役にたてれば幸いです。低栄養予防教室フレイル予防 確定版2020