2024/06/13
トマト薬局の薬剤師がやっている事や感じている事をコラムにてゆるく連載していきます。
よろしくお願いします。
調剤薬局にてOTC医薬品（処方箋なしで購入できる医薬品）を設置する薬局が増えています。トマト薬局10店舗でも48薬効群のOTC医薬品の販売を開始しました。今回はOTC医薬品について紹介します。
OTC医薬品は処方箋なしで購入できるため、医療用の医薬品に比べて安全性が高い製品が多いです。ただ現在では医療用でもOTCでも販売されている薬の成分も多くなっています。もちろん副作用に関しても全くないわけではなく、出る可能性はあります。そのため薬剤師が販売する調剤薬局で気軽に副作用に関しても聞いていただき安全に服用いただければと思います。
高齢化が進む現在では、若い時はドラックストアに車で買い物に行けたのに車を手放して徒歩や公共の交通機関で買い物に行く事がほとんどという方も増えています。そういった方にとりましてもコンビニより多いと言われている調剤薬局で薬剤師から安心してOTCが購入できる事は意味がある事だと思っています。
OTC医薬品には分類があり、要指導医薬品・1類～3類医薬品まで４つに分けられます。そのうち要指導医薬品・1類医薬品は消費者が直接手に取れない所に保管の義務があります。また販売も薬剤師にしか許されていません。代表的な薬ではロキソプロフェン錠（先発品ロキソニン錠）ファモチジン錠（先発品ガスター錠）などがあります。こういった商品もトマト薬局では販売しています。私も経験ありますが、ドラックストアに夕方購入に行ったら薬剤師が不在で販売出来ませんと掲示されていた事がありました。その点調剤薬局なら開局時間内なら必ず薬剤師も在籍しています。急な体調不良で病院へ受診する時間がない時や診療時間が終わってる時なども御活用いただければ幸いです。
OTCの利用は使い方によっては時間やお金を有効に使える一つの手段になり得ます。そこに我々調剤薬局の薬剤師も加わる事で、地域の方の安心とお役に少しでも貢献できればと思っています。
トマト薬局の掲げている【薬と健康を通したあたたかいつながりを】にこのコラムが少しでもお役にたてれば幸いです。